『ジンくんのこと。』
僕は君のカフェイン。
私が朝起きてコーヒーを飲んで、夜勉強する時間にコーヒーを飲んで。もちろん好きな飲み物だけど、
ここではその効果に
中毒性があるよ、って意味かな。
ジンくんがarmyへの差し入れコーヒーに添えたメッセージです。
本当に、ジンくんは私のカフェイン。
ライブで「皆さん今日は幸せになれましたか?」とか
東京ドームに立ってドームに「はじめましてー!」とか
「人生は食事」「美味しく食べれは0カロリー」だとか
彼の言葉が大好きだ。
まったく、ジンくんは言葉がまっすぐ、優しくて、簡単な、素敵さがあるんだから。
彼、
転んじゃったね。
でも怪我がないならば心配しすぎる必要もなくて、
きっと彼なら大丈夫に決まっていると信じてあげることが一番の愛かもしれない。
子どもが転んで血が出てないのにやたらと騒いで心配しすぎるより、立ち上がって砂を払ってまた転ばないように靴紐を結び直す姿を見守っていたいじゃないですか、
バレリーナの足をご存じかは分かりませんが
それは、夏に可愛いサンダルを履くなんて恥ずかしいほどに見た目は痛々しいもので。でもこれは私たちにとって当たり前です。それをわざわざ大丈夫?だとか病院は?とか親に言われたら(反抗期の余韻かもしれないけど)怒りそうになります。例えが分かりにくいだろうけど、ごめんね
彼を信じられる理由はジンくんはすごい人だと本当に、思うから。探せばどこかにこんな人、いそうなのに。でも彼はとんでもない経験をしているわけで。
親しみをこめてオンニと呼ぶ、とあるarmyさんが
「おこないや言葉や動作はなめらかなのに どこかが、ぎくしゃく している。」とジンくんをぴったりと表現していた。でも、一体何が言葉に表しにくい彼を作り上げて、ぎくしゃくさせているの?
私は最近、頻繁に彼の「長男」という立場と
自分の立場を重ねるようになった。
20歳から練習生になったジンくん
9才からバレエ教室に通い始めた私
デビューして長男になったジンくん
先生の持つ学生の生徒で唯一最年長になった私
留学や長い経験のある上手な年下の6人の仲間
留学や長い経験のある綺麗な年下のコールドたち
ソロソング、パート、センターも増えて
コールドから主役になって
対して上手くもないのに主役になって頑張らなくちゃならないことが一気に増えすぎた私は余裕なんかなくなっていたようです。
叱られました。「自信を持ちなさい、その態度が君の躍りをだめにしている。」
叱られるとパニックになって更衣室で泣き出すこともある。ダサいよね。本当に、余裕なんかないんだ。
それを私より上手な後輩たちが目にすると、彼女たちも自信をなくしていく。
ジンくんは「いつも僕は"最高"だと呪文を唱えます。自分を信じて"大丈夫、できる。"と応援します。嘘みたいに、うまくいくはずです。」と言っている。
それもひとつの自信をつけるための方法だ。でもこの方法が使えるのは努力の上で実力を手にいれた"ジンくん"なんだ。
最近、ジンくんはあまりぎくしゃくしていないように見えるのはわたしだけなのかな、オンニもそう思う?
私は今、主役や、いわゆる長女の立場にいるけれど、
才能のそろう妹たちの実力が怖くなっていて、いつもならなんとも思わなかったジョーク混じりの会話やおふざけやタメ口のだる絡みLINEも、私のプライドが変に邪魔して「ぎくしゃく」している。すごく悩んでしまう。
「BTSのメンバー全員にとって良いお兄さんになろうと決意しました。」─jin
良いお姉さんになりたい。良いお姉さんは歴代に沢山見てきました。
スタッフさんや先生や舞台監督さんや保護者さん、全ての人へ挨拶が行き届いていて、一番はやくスタジオに入って掃除をしてあげて、何でも手伝ってあげられる余裕を持っている。そして有り難みのある厳しさがあって、緊張をとく笑顔や優しさがある。
ジンくんが東京ドームにまで「はじめましてー!」
と当たり前に挨拶をしたり、丁寧なゲームの説明だったり、おやじギャグだったり...もうすでに彼は最高の長男だと思う。
彼にはarmyや弟を幸せにする使命みたいなものがいつも軸にあることを感じる。「皆さん今日は幸せになれましたか?」とわざわざ福岡のライブ会場のarmyに問いかけるほどに幸せでいっぱいにしたいみたいだ。
「重要なのは僕が幸せであることです。」─jin
わたしだって。その舞台を見た全てのお客様と関わった仕事の方々にとって幸せたっぷりな時間を作り上げたい。
重要なのは私が自信を持つこと、そして幸せにする使命を軸にして、自分も後輩も皆が認めるお姉さんになりたい。
こうやって私が体験している"今"は
ジンくんの経験よりもすごくすごく小さな世界でしかないけれど、その事実と彼がシンプルに選んだ言葉がいつも私を励ましてくれます。
「一つ我慢すれば2つ得ることができる。2つ我慢すれば4つ得ることができる。だから僕はその時まで黙々と頑張るだけ。」─jin
黙々と頑張るジンくんの根性と、その努力の上で手にいれた唯一無二のあの歌声を聴いて、また次のジンくんのパフォーマンスを楽しみに、信じることができるから。
ジンくんは
わたしにとってのお兄さんでもあるかも知れない。
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